​理事長挨拶

Greeting

西東京青年会議所 第22代理事長

鈴木 悟

​はじめに

昨年度は、新型コロナウイルス感染症の脅威に世界中が悩まされました。

平和の祭典である「東京オリンピック・パラリンピック」は1年延期となり、経済においては、飲⾷業・観光業・イベント業を中⼼に多くの企業が打撃を受けました。

また、⼩学校・中学校・⾼等学校においては、部活動の⼤会や各種⾏事の多くが中⽌となり、

⼤学においては、対⾯授業がなかなか再開できずにオンライン授業が続いているような状況です。

本会議所においても、「第 20 回わんぱく相撲⻄東京場所」や「創⽴ 20 周年記念式典・祝賀会」など多くの例会を中⽌にすることとなりました。

そのような環境でも地域の課題抽出をして、問題解決に向けてムーブメントを起こす団 体である本会議所では、

運動発信を継続したいという想いから「マスクプロジェクト」や 「Light it Blue」などの事業を実施しました。

また、理事会・委員会などの会議をオンラインにすることで、新しい⽣活様式に対応した組織運営を⾏ってきました。

私は本会議所に⼊会してから 6 年間の中で嬉しいことや楽しいことがたくさんありました。

しかし、昨年・⼀昨年は⻘年会議所においても仕事においても、挫折を味わい苦悩を抱えてきました。

悔し涙を流すことも多々ありましたが、転んでもただでは起きません。 本会議所の理事⻑として率先垂範することで、

本会議所メンバーからも地域の皆様からも信頼される⻘年経済⼈に必ずや成⻑を遂げてみせます。

何事にも⾃ら積極果敢に取り組むことで、本会議所や地域を明るく照らします。

そして、「できない理由を考えるよりどうやるかを考える」ことを、本会議所の共通認識として、

本年度の例会・事業を実施します。

まだまだ、新型コロナウイルス感染症が収束しないご時勢ですが、

希望に満ち溢れた未来を創造すべく⻘年会議所運動を⾏ってまいります。

​西東京市って何処にあるのか、と⾔われない街へ

(広報・拡⼤)

私は⻄東京市の⽣まれ育ちではありません。2007年に移住してから14年間が経ちました。

2007年12⽉に19万2,900⼈であった⻄東京市の⼈⼝は、2020年11⽉1⽇現在20万5,885⼈まで増えました。

しかし、私にとって新たな故郷でありベッドタウンである⻄ 東京市は、お世辞にも知名度が⾼いとは⾔えません。

本年度は、私が本会議所⼊会挨拶で誓った「⻄東京市って何処にあるのか、と⾔われない街へ」を実践するため広報の強化をします。

⻄東京市には、本殿が東京都指定⽂化財である「⽥無神社」・国史跡である「下野⾕遺跡」があります。

また、東京⼤学農場キャベツなどを栽培する農家ぶどうや梨などを栽培する果樹園など緑豊かな⾵景も広がっています。

そして、「スカイタワー⻄東京」、最も多くの星を投映するプラネタリウムとして世界⼀に認定されている「多摩六都科学館

アイスホッケーリーグやフィギュアスケート⼤会が開催されている「東伏⾒アイスアリーナ」など、

他地域に対しても誇れるような施設・環境がたくさんあります。

本会議所は魅⼒たっぷりのこの街の情報をSNS(Facebook・Instagram・YouTube)や

テレビ・ラジオ局などのあらゆる媒体により市内外へ発信していきます。

本会議所メンバーは、様々な職業の⻘年経済⼈で構成されており、各々⽇常の仕事に励む⼀⽅で

何とか時間を作る努⼒をして汗⽔垂らしながら⻘年会議所運動を⾏っています。

私は⼊会以前に⾊々な例会へお声掛け頂いて、参加する機会を得ることができました。

どの例会に参加しても⻘年会議所メンバーが輝いていて、まさに創⽴メンバーにより製作さ れたイラストに描かれている

JC で友だちをいっぱいつくってみんなででっかいことをやろう!」を実践している素晴らしい団体であることを体感して、⼊会する決⼼をしました。

本会議所は、事業構築を通じて地域へ運動発信をする・国際組織である団体運営の機会 を通じて⾃⼰研鑽をする・仕事や家庭などの異なる環境で育った個性的な仲間とともに切 磋琢磨をすることができる団体です。

本年度、更に地域のために⼤きなことができる団体 にすべく、

多くの仲間を迎えいれて情熱と活気溢れる 30名 LOM を達成します。

子ども達のふるさととして誇れる街へ(⻘少年育成)

本年度は、社会開発の中でも⻘少年育成に特化して事業を構築します。

なぜ⻘少年育成事業を充実させるのか。

それは、次世代を担う⼦ども達の豊かな⼼を醸成することこそが、地域や⽇本・世界の明るい豊かな社会に結びつくと思うからです。

⼦ども達の閃きはときに⼤⼈達を圧倒します。勉強のみでなくスポーツ・⽂化芸術・職業に触れることで、

⼦ども達が閃きを⼤切に創造できるような事業に挑戦します。

 

特に「わんぱく相撲⻄東京場所」は、創⽴当初から第19回まで継続的に開催している ⼀⼤事業です。

その中でも2015年から2019年までの5年間は、横綱⼒⼠として⼤活躍した⼤鵬幸喜親⽅が奉納された⽥無神社境内の

「⼤鵬⼟俵」にて、⼩学校全学年、幼稚園・ 保育園年⻑児を対象に開催してきました。

また、⼀昨年は⼩学校を卒業した元わんぱく⼒⼠が、学⽣ボランティアとして審判のお⼿伝いをしてくれました。

学⽣ボランティアから OB の先輩諸兄姉まで多くの世代の⽅々に携わって頂くことで、

世代を越えた⼦ども達のふるさととして誇れる街づくり事業となっています。

そして、共創することは⼦ども達のみでなく学⽣ボランティアにとっても良い刺激となったようです。

相撲は裸で接触する国技であることから、本年度の開催有無・規模は、社会情勢を鑑みて決定します。

なお、開催が困難な場合には、国技やスポーツの機会が減っている⻘少年に向けて、⾮接触のスポーツ振興事業を実施予定です。

スポーツから得られる、楽しさや悔しさ、チームワークやコミュニケーションの⼤切さを学んでもらいます。

その⼦ども達も数年後には⼤⼈となり社会進出する訳ですが、

近年、将来の夢や希望・なりたい職業や働く⽬的が明確ではない学⽣を多く⾒かけます。

その⼀⽅、本会議所は異業種の⻘年経済⼈が集結しています。

会の集まりではなく仕事で会った際、そこには、それぞれが⾃らの職業に⾃信と誇りをもって働いている姿があります。

もちろん本会議所メ ンバー以外にも、この地域では様々な業種の⽅々が活躍されています。

 

様々な職業や商売について知る機会を設けることで、⼦ども達に少しでも将来の夢や希望をもってもらいたいと考えました。

⼦ども達の夢が広がるお⼿伝いをすることで、希望 に満ち溢れた未来へ繋がります。

更に、ふるさと⻄東京市の魅⼒を体感してもらい、将来、この街を誇れる⼤⼈に成⻑してもらいます。

他団体・他地域との繋がり

本会議所では他団体との連携として、毎年様々な団体へ出向者を輩出しています。

特に⼀昨年11⽉には、⻄東京市及び⻄東京市献⾎推進協議会との共催による

いのちの授業 〜知ろう!!献⾎の⼤切さ!!〜」と題して⼩林⿇耶⽒・友寄蓮⽒による講演会・トーク セッションを開催して、命の尊さ・献⾎の⼤切さを訴えました。

予想以上に申し込みが殺 到したため抽選を実施し、当選して来場された⽅に感動・共感して頂くことができました。

 

新規事業をこれだけ盛⼤に開催できたのは、他団体との繋がりがあったからです。組織によって得意な分野が異なります。

それぞれの団体が特⾊を活かして化学反応を起こすことで、より充実した事業を実施できるようになり地域へ活⼒を与えることができるのです。

 

地域への活⼒と⾔えば、平和の祭典「東京オリンピック・パラリンピック」を好機にインバウンドを!といった流れでしたが、このご時勢ではなかなか難しそうです。そして、 近年は全国各地で台⾵や⼤⾬などの⾃然災害が多発して甚⼤な被害がでています。

地盤の強い⻄東京市ではありますが、予想以上の災害がいつなんどき起きるか分かりません。

地域住⺠が近所の⽅と顔の⾒える関係になることで、災害時にスムーズなコミュニケーションを図ることができます。

本会議所としては地域の⼀団体として、災害時に他団 体と連携して⾏動ができる準備と、

地域住⺠の防災に対する意識を醸成します。 また、⻘年会議所は東京都内だけでも 24 ヶ所あります。

その中でも、他地域との連携 として「三鷹⻘年会議所」・「⼀般社団法⼈武蔵野⻘年会議所」・「⼩⾦井⻘年会議所」とは、例年合同で事業を実施しています。

他地域と合同で企画・運営をすることで、お互いの思想や地域が抱えている課題の違いを知り学ぶことができ、尊重し励まし合うことができます。

 

本年度も「4LOM 合同例会」は継続します。街おこしや広報に結びつくような事業を4LOMという単独の⻘年会議所では難しい⼤きな規模で実施したいと考えています。

近隣 地域と触れ合うことで、本会議所メンバーや地域にとって視野を広げる良い機会となります。

未来への創造

2021年1月現在、本会議所には22名の正会員が在籍しています。

その中で30代前半の会員は6名・入会暦3年以下の会員は8名ととても未来が楽しみな団体と言えます。

また、理事長経験のある現役メンバーが3名おり、心強い環境であることは言うまでもありません。

本年度は新人メンバーを中心に役員・理事を構成していることから、

新人メンバーに青年会議所の3信条「奉仕・修練・友情」や

4つの機会「個人・地域・国際・ビジネス」をしっかり伝えて、

どのように事業構築や運動発信していくのか考える機会を設けます。

また、明るく楽しい雰囲気づくりや居心地のよい環境づくりに努めて、積極的に参加したくなる工夫を凝らします。

 

私は本会議所に入会した翌年から昨年まで毎年のように、

公益社団法人日本青年会議所 関東地区 東京ブロック協議会」に出向してきました。

新人メンバーを育成する「アカデミー研修委員会

協議会最大の運動発信の場である東京ブロック大会を運営する「ブロック大会運営委員会

ダイバーシティやSDGsを推進する「ダイバーシティ推進委員会

広報や会員拡大を確立する「JCブランド確立推進委員会」など、年ごとに異なる委員会へ出向することで様々な分野で学びや気づきを得ることができ、各地青年会議所メンバーとの繋がりをつくることもできました。

本年度、本会議所メンバーが東京ブロック協議会などへ出向することを積極的に推進します。

また、日本本会・関東地区・東京ブロック協議会の各種大会・事業への積極的な参加を促します。

より多くの機会を提供することで、青年会議所の意義を見つけることができ、情熱をもって明るい豊かな未来を創造できる人財が豊富な団体になるはずです。

そして近い将来、本会議所に「東京ブロック大会」や「わんぱく相撲東京都大会」を招致して、

西東京市へようこそ!と自信をもって他地域の方々をお迎えできるような団体にします。

西東京市に各種大会を招致することで、主管益・地域益・参加者益・主催者益の中でも特に地域益をもたらすことができるからです。地域が注目を浴びる格好の機会となるでしょう。

​結び

新型コロナウイルス感染症の影響で、「三密回避」「ソーシャルディスタンス」という標語が掲げられ、

生活様式が一変しました。会って話したり・笑ったり・触れあったりできないのは寂しいですが、

リモートでの仕事やオンラインでの会議・事業など、移動時間が短縮できて遠方でも気軽にコミュニケーションを図れるようになったことは新しい生活様式における利点でもあります。

 

私は「繋がり」「閃き」と言う言葉が大好きです。

青年会議所という団体はたくさんの「繋がり」をつくることができる団体です。

また、コロナ禍の今だからこそ「閃き」を大切に想像力や発想力を膨らませて新たな挑戦をすることが、明るい豊かな未来を創造することに結びつくと信じています。

失敗を恐れずに前を向いて歩み、本会議所メンバーみんなで創造できるような一年間にします。

 

結びに、ここまで本会議所のバトンを繋いでこられたOBの先輩諸兄姉に感謝の意を表します。

引き続き、叱咤激励、ご指導・ご鞭撻の程、よろしくお願い申し上げます。

本会議所メンバー全員としっかりコミュニケーションを図り、希望に満ち溢れた未来のためにみんなで創造することをお誓い申し上げ、理事長所信といたします。